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2016年05月17日

ご安心頂くために

「アプリが危険危険って。それで心配になって来る前にお電話したんです。お聞きした通り何もないからどうなってるのかなと思って・・・。」
本日チェックアウトのお客様。いらっしゃるまで、本当にご不安だったことでしょう。それでも、確認してきてくださって、本当に有難うございました。

夕方、群馬大の火山学者様がTVのインタビューで、「桜島は昨年何もなかった。誰もわからない。」と言われていました。
それを聞いても、やっぱりお客様に安心頂くためにはどうしたらいいのかな?大変難しいな~。

そこで、税の面から考えてみました。
ここは鹿児島市です。
60年ほど営業しておりますが、今まで自然災害による課税の措置とかありましたっけ、私共が知らないだけでしょうかと、税務課の方にお訊ねしましたが「一度も無い」のです。

昨年の避難勧告以後も、自然災害はありませんでしたので、風評は高まって県がお客様に還元する助成金付きプランを考えて下さいましたが、税は変わりません。避難勧告で営業を停止せざるを得なかった古里温泉郷は、「被害が無くて命があって良かったですね!」と民間なので税金投入などなく通常に戻りました。今まさに国会で熊本地震の固定資産税が取り上げられておりますが、本当に大変なことだとわかります。
ここは、何か起こる前に避難しても灰が降っても高く噴煙が上がっても、何も被害がなかったので通常通りという状態がずっと続いています。状態は変わっていませんが、長い間の風評被害で状況が変わってしまうのです。
当館には、桜島が育てた栄養たっぷりの有村温泉と、溶岩の上から見晴らす絶景で、静かにお疲れを洗い流したい方々がお見えになります。普通に利用できるのですから、安心安全にお越しいただけるような状況を、ニュースやアプリで作って頂きたいと思っています。(これって、今はどの地域でも必要な時代です。)

滞在中のお客様の安全確保につきましては、長年かけて色々と話し合いがございまして、警戒レベル4以上の場合鹿児島市がご宿泊のお客様を迎えに来る、という形で決まりました。
何も起こっていない段階で、観光のお客様に対応する仕組みを備えておりますのは、普通以上だと思います。
「みんな知らないからワーワー言ってるけど、こんなに体制がとられてるところってないですよ。」と、言われるお客様は、有珠山噴火・阪神淡路・東日本震災経験というベテラン営業マン。(沢山ご経験をされて頑張っていらっしゃいますね~。)
今後、高速道の無料化やいろいろな観光の取り組みがあるそうですので、是非、桜島にお越し頂きたいと思います。お待ちしております。

※近所のお花屋さんも「生花があると、気分が変わるからね。そとで物騒なことばかり聞いてくるお客さんも可愛そうだよ。」
桜島に来て下さったお客様が喜んでくださるよう、みんな頑張っております。
 

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